ドイツ代表の衰退はペップのバイエルン監督就任から始まった? 教え子の元独代表MFが独自見解「強みが失われてしまった」

2023年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ワールドカップは2大会連続でグループステージ敗退

自らの見解を述べるシュバインシュタイガー氏。(C)Getty Images

 ドイツ代表はカタール・ワールドカップで日本代表に敗れるなど、グループEで3位となり、ロシア大会に続いて2大会連続で決勝トーナメントに進出を逃した。
 
 この弱体化について、ドイツ代表のOBであるバスティアン・シュバインシュタイガー氏は、英メディア『talkSPORT』にて独自の見解を述べている。
 
 シュバインシュタイガー氏はドイツ代表の戦い方が大きく変わったのは、2013-14シーズンにジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)がバイエルンの指揮官に就任したからだと主張。自身も2シーズン師事したペップがドイツにマイナスの影響をもたらしたと考えているようだ。

「どの選手もショートパスを駆使するサッカーをするだろうと思っていた。自分たちの価値を見失ってしまった」

 同氏は「(これまでは)他国はドイツのことをファイターとして見ていたと思う。我々は最後まで走りきれるし、すべてができていた。しかし、ここ7、8年の間にその強みが失われてしまったんだ。私たちは強みを忘れて、ボールを保持することに集中してしまった。それが(衰退の)理由の1つだ」

 ヨアヒム・レーブ監督の下で2014年のブラジルW杯を制し、EURO2016でもベスト4に進出。しかし、その後は前述したようにロシアW杯で決勝トーナメントに進めず、EURO2020もベスト16で敗れた。

 出だしは良かったハンジ・フリック体制も行き詰まり、昨年の11試合でわずか3勝。6月に行なわれた公式戦も3試合未勝利と苦戦を強いられた。

 9月には日本代表と対戦するドイツは、本来の姿を取り戻せるだろうか

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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