「彼の成長がどのレベルにあるのか言うことさえ難しい」1年で出場5分、マドリーB中井卓大の苦境に海外記者が懸念!「マスコミはトップの練習に参加と報じたが...」

2023年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「久保建英と同様に幼い頃から大きな期待を集めていた」

ラウール監督に出番を与えられなかった中井。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 ブラジルの大手メディア『globo』は6月30日、日本通で知られるティアゴ・ボンテンポ記者が、スペインとフランスでプレーする日本人選手の2022-2023シーズンを評価する記事を掲載した。

 その中で現状に懸念を示したのが、レアル・マドリーのカスティージャ(Bチーム)に所属する19歳のMF中井卓大だ。2部への昇格争いをしたチームにあって(プレーオフで敗退)、たった2試合、それも5分しか出場できなかったからだ。

「彼は9歳からレアル・マドリーに在籍しており、久保建英と同様に幼い頃から大きな期待を集めていた」

【画像】スーツ姿の中井卓大と姉・保乃可さんの「カップルのような」2ショット
 そう切り出した同記者は、「マスコミは彼がトップチームの練習に参加したと報じたが、ピピはピッチにほとんど姿を見せず、カスティージャでは2試合の終盤に途中出場しただけで、合計5分間しかプレーしていない。25試合は出場することなくベンチ入りしていただけだ」と指摘。こう続けている。

「彼はアジアカップやワールドカップに出場したU-20日本代表には招集されていなかったので(どうやらレアル・マドリーによって禁止されていたようだ)、彼の成長がどのレベルにあるのかを言うことさえ難しい。彼の契約はまだ2年残っている」

 伸び盛りのこの時期に、公式戦に出場できないというのは看過できない問題でもある。今夏の去就も注目を集めそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】マドリーのトップチーム練習に参加する中井

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