６月28日にシント＝トロイデンとの契約延長の合意を発表した岡崎慎司が、レスター時代に名コンビを組んだジェイミー・ヴァーディーについて語った。

　岡崎が汗かき役で存在感を示したのに対し、ヴァーディーはフィニッシャーとして非凡な才能を発揮。2015-16シーズンは、得点王に輝いたハリー・ケインと１点差の24ゴールを挙げ、奇跡のプレミアリーグ制覇の最大の立役者となった。

　一方、気性の荒さでも知られ、2015年８月にはカジノで東アジア系の男性を「ジャップ」と罵倒していた事実が発覚。騒動となるなか、「非常に後悔している」と謝罪した。

　37歳の元日本代表FWは『SPOTV NOW』で特別解説を務めた際に、実況からこの話題を振られると、「たぶん頭に血が上って、パって出てしまったのだと思う。その後の反省とかを見てもそうですけど、感情的になって言ってしまったパターン」と分析。そのうえで、パブリックイメージとは異なる一面をこう明かした。

「人柄を見てると、めっちゃ気に掛けてる。常にチームの周りの選手を気に掛けてるのは意外にヴァーディーだったりするので。頭が悪いのはもしかたら正解かもしれないですけど（笑）。僕もそう思ってましたし。これくらいクレイジーじゃないと、ああいう特別な選手にはなれないかなと思う部分もあるので」
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　また、プレー面に関しては、「日本でもそうですけど足が速い選手って、自分を活かすのが結構苦手。足の速さをどう活かすかの種類が少ないというか。そういった時にヴァーディーは、自分の足の速さを考えてやってるのか、本能か分からないですけど、すごい活かしていた」と回想。真横でプレーでしていた自身にとっても、参考になる部分が多かったようだ。

「すごいヒントを得れたというか。僕だったらすごい色んな、斜めに動いたりプルアウェイしたり、動きに工夫を入れるけど、やっぱり足が速いんで、そういった姿勢を見せずに、相手に読まれないタイミングでパって行ける。誰かがボールを蹴る瞬間とかは常に、相手ディフェンスの最終ラインのギリギリを狙ってるんで」

　現在36歳の元イングランド代表FWは、桁違いの高年俸が約束されるサウジアラビア行きを拒否したと報じられた。新シーズンは、１年での１部復帰を目ざすレスターの先頭に立って走るのか。元相棒もその動向を気にしているに違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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