絶対エースの古橋亨梧とポジションを争ったオ・ヒョンギュに続き、韓国のアタッカーがスコットランド屈指の名門入りを果たすのか。

　韓国メディア『スポーツ朝鮮』は６月23日、同国のU-23代表で、海外志向の強いヤン・ヒョンジュン（江原FC）の去就に関する記事を掲載。「セルティックがまた１人のKリーガーにラブコールを送った。主人公はヤン・ヒョンジュンだ」と報じている。

「移籍市場の精通者は『江原に正式なオファーを出した。移籍金もKリーグからヨーロッパに直行した選手の中では高い額だ』と話した。しかし、事は上手く進んでいない。江原は降格危機などチーム事情を考慮し、今夏の移籍市場では手放さない方針を伝えたのだ」

　ヤン・ヒョンジュン側は納得がいかないはずだ。『スポーツ朝鮮』は同選手の関係者による、次のような発言も掲載している。
 

「彼の夢はヨーロッパ進出だった。良い条件で、絶好のチャンスが来たのに、チームが阻止しているので、悔しい思いをしている。

　過去にミネソタからオファーが来た時、前CEOは『君はヨーロッパに行かなければならない。選手、韓国サッカーのためにも良いことだ。オファーが来たら積極的に支援する』と約束した。ヤンはその言葉を信じて、黙々とプレーした。本当にヨーロッパのオファーが来たのに、今になってマインドを変える大人たちの姿に傷が大きい」

　爆発的な突破力を持ち、特大のポテンシャルを秘める21歳俊英の夢は実現するのか。

『スポーツ朝鮮』は現在セルティックに同胞のオ・ヒョンギュと古橋ら日本人５選手が在籍するなかで、「最近、アジア人選手を積極的に獲得している。ヤン・ヒョンジュンにとって早く適応するための最高のチームだ」と太鼓判を押すが…。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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