「追い越せるように頑張りたい」ペルー戦出場の瀬古歩夢に刺激を受けたC大阪DF西尾隆矢が、J後半戦での活躍を誓う

2023年06月22日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「技術の高い選手だと思っているので、見習っている」

「後半戦はしっかり切り替えて、チームの勝利のために貢献したい」と意気込んだ西尾。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 6月24日の第18節より後半戦に突入するJ1リーグ。6位につけているセレッソ大阪は、さらなる上位進出を目ざしてトレーニングを行なっている。そのなかで、精力的に汗を流していたのがDF西尾隆矢だ。

 今季のリーグ戦では開幕戦から2試合続けてCBでフル出場を果たすも、その後はメンバー外になる期間もあり、ここまで出場は5試合にとどまっている。現状では、マテイ・ヨニッチ、鳥海晃司、進藤亮佑に次ぐ4番手の位置付けだ。

 本人も前半戦の個人成績について、「試合にあまり出られていないのは事実ですし、もっともっと試合に出る機会を増やしていかないといけない。後半戦はしっかり切り替えて、チームの勝利のために貢献したい」と意気込む。

 しかし、こうした状況をポジティブに捉え、愚直にトレーニングを重ねており、成長を実感しているという。
 
「ビルドアップの部分とか、試合の中での意思疎通とか、自分自身でもっとチャレンジするところが徐々にできるようになってきています」

 6月20日にパナソニックスタジアム吹田で行なわれた日本代表対ペルー代表の一戦では、C大阪のジュニアユース時代から共に戦ってきた瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス)が81分からピッチに立った。本来のCBではなくアンカーでの出場だったが、彼のA代表での活躍にも刺激を受けたようだ。

「歩夢はボランチもできますし、代表でやったとしても不思議ではないです。それくらい技術の高い選手だと思っているので、見習っている部分でもあります。センターバックでも出てもらいたかったなという想いはありますけど、まだまだ歩夢もトライを続けていると思うので、歩夢を追い越せるように、しっかり頑張っていきたい」

 22歳の西尾は、パリ五輪世代でもある。U-22代表の6月の欧州遠征メンバーには入らなかったが、五輪への想いも明かす。

「近い目標として、オリンピックにはマストで出たい。周りも期待してくれていますし、選手としての価値も上げられる舞台ですから」

「コンディションは良いです!」と晴れ晴れとした表情で語った背番号33に、期待が膨らむ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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