「何のためにもならない」闘莉王、日本代表が6発完勝も厳しい意見「無駄な試合」「相手の強さが物足りない」

2023年06月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「実力的には2-0か3-0ぐらい。日本のほうが全然上」

日本は圧勝したが、闘莉王氏は相手の質に疑問を呈した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が6月15日、自身のYouTubeチャンネルで日本対エルサルバドルのライブ配信を実施。6-0で圧勝した森保ジャパンの、対戦相手の質に疑問を呈した。

 試合は、開始1分に日本が谷口彰悟のヘディング弾で先制。さらに、3分には相手DFのロナルド・ロドリゲスが、上田綺世へのファウルで一発退場。これで得たPKを上田が決めて、序盤に日本が2点をリードする。

 早くも日本が圧倒する展開に、闘莉王氏は「何度も言っているけど、ちゃんと強い相手とやらないと、こういう無駄な試合になってしまう」とバッサリ。スタッフから第二次森保ジャパンの初勝利がかかっていると言われても、「こういう相手に勝っても意味がない。強い相手とやっていかないといけない」と不満をあらわにする。この時点で「何点取れるかの試合。5点オーバーは固い」と予想した。

 その後も、日本が追加点を挙げるなかで、相手の質の低さを指摘していく。25分に久保建英が得点したシーンでは、「(相手GKの)ポジショニングが悪い。やっぱりレベルが低い相手」、44分に堂安律が決めると「もう4-0」とつぶやく。前半終了時点で、予想スコアを7-0とした。
 
 後半に入ると、Jリーガーの日本代表選出が少ない点や、森保一監督によるワールドカップ優勝という目標設定を、痛烈に批判。一方、6点目を決めた古橋亨梧の技術と、アシストした相馬勇紀のクロスの上手さは称えた。

 試合は6-0で終了。闘莉王氏は「相手の強さが物足りない。これじゃ、何のためにもならない。試合になっていない。ハーフコートゲーム」と総括した。

 森保ジャパンは次戦、20日にペルーと対戦する。闘莉王氏は「実力的には2-0か3-0ぐらい。レベル的には日本のほうが全然上」と見立てた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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