「キリンチャレンジカップ］日本 ６－０ エルサルバドル／６月15日／豊田スタジアム

　森保ジャパンは６月15日、エルサルバドル代表と対戦。わずか３分で相手が退場者を出したこともあり終始圧倒した結果、６－０で大勝を飾った。

　ゴールラッシュとなったこの一戦で、前半のみの出場ながら抜群の存在感を放ったのが、今シーズンのプレミアリーグを席巻した三笘薫（ブライトン）だ。

　スコアシートに自身の名前こそ載らなかったものの、開始早々絶妙なボールタッチで谷口彰悟（アル・ラーヤン）の先制点に繋がるFKを獲得すれば、25分に優しいラストパスで久保建英（レアル・ソシエダ）の代表２点目をアシスト。さらに44分にも持ち味であるカットインからのシュートで、堂安律（フライブルク）の新10番襲名を自ら祝う一発を呼び込んだ。
【PHOTO】左サイドからチャンスを作り続け、スタジアムを沸かせた三笘薫を特集！

「何かやってくれる」

　そう思ったのはサポーターも同じなようで、背番号７がボールを持つたびに大歓声が起こり、ミスに対してのため息も一際大きかった。その圧倒的な期待感と人気には非常に驚かされた。

　そのほか、スタメン発表時の盛り上がりも地元のホープで代表デビューとなった森下龍矢（名古屋グランパス）と並んで最も大きく、試合前100人超のサポーターに注目選手を聞いた際も、ダントツの35票を集めた。ちなみに２位は15票で伊東純也（スタッド・ランス）、３位は14票で久保だった。

　SNSなどを通じて三笘フィーバーを感じてはいたが、まさかここまでとは…。愛知で北中米の挑戦者を返り討ちにした夜、世界基準のプレーとともに衝撃を受けた。

取材・文●有園僚真（サッカーダイジェストWeb編集部）

【動画】ボールタッチやドリブルが異次元！三笘の日本代表練習に密着

【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介！