現地時間６月10日にイスタンブールで開催されたチャンピオンズリーグ（CL）の決勝で、セリエA３位のインテルは、プレミアリーグ３連覇を果たしたマンチェスター・シティと対戦。ロメル・ルカクの痛恨の決定機逸もあって０－１で競り負け、13年ぶり４度目の優勝とはならなかった。

　それでもインテルのスティーブン・チャン会長は、欧州２位という成績を残した選手たちを称賛。『Sky Sport』のインタビューで「チームを誇りに思う。この結果は将来への礎になる」と力強く語った。

「勝つのも負けるのもフットボールの一部だ。選手、スタッフ、監督がピッチで出したもの全てに祝福と感謝の意を表したい。彼らは100％の力を出した。同時にシティを祝福したい。彼らは素晴らしいシーズンを過ごした。

　我々は最終的な結果にかかわらず、恐れず最高の相手と戦うためにここまで来た。本当に誇りだ。選手たちのクオリティとメンタリティは高いレベルにある。みんな見ただろ？ 私たちは誰にも劣っていない」
【動画】嘘だろ？途中出場ルカクの痛恨すぎる決定機逸

　31歳の若きリーダーはまた、チェルシーからレンタルされているルカクの去就にも言及。こう見解を示した。

「ルカク？ インテルに大きな愛着を示している。信じられないような男だよ。彼はチェルシーと契約しているので、どうするかは彼らと話してみないと分からない」

　中国人の会長の下、イタリアの名門はさらなるレベルアップを図り、あと一歩届かなかった欧州の頂に立てるか。そしてそこに、CL決勝で大きな忘れ物をしたベルギー代表FWの姿はあるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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