J1首位神戸、リーガ王者バルセロナに0-2敗戦。先発のイニエスタは多くの見せ場を作る

2023年06月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

神戸は前半に2失点

古巣バルサ戦で躍動したイニエスタ。写真:鈴木颯太朗

 6月6日に国立競技場でフレンドリーマッチのヴィッセル神戸対バルセロナが開催。2-0でバルサが勝利した。

 今夏に神戸を退団するアンドレス・イニエスタが、愛すべき古巣バルサとの特別マッチに臨む。先発のイニエスタは立ち上がりから良質なパスを供給し、10分には左サイドで糸を引くような縦パスを汰木康也に通してチャンスを演出する。

 一方のバルサはパブロ・トーレを中心に持ち前のパスワークを披露。そして16分、先制点を奪う。トーレの絶妙なスルーパスを受けたフランク・ケシエが、冷静なフィニッシュでネットを揺らした。

 バルサはさらに19分、追加点をゲット。左CKからエリック・ガルシアが力強いヘディングシュートを叩き込む。

 ビハインドを背負った神戸は果敢に反撃を試みる。31分、ペナルティエリア手前左でパスを受けたイニエスタが、右足をコンパクトに振り抜く。鋭いシュートは枠を捉えなかったが、惜しいシーンだった。

 35分、イニエスタの正確な右CKにリンコンがヘッドで合わせるも、これは相手GKイニャキ・ペーニャの好守に阻まれる。40分には初瀬亮のクロスに佐々木大樹が飛び込み、際どい一撃を放つ。

 43分に汰木、45分にイニエスタがそれぞれビッグチャンスを迎えるが、いずれもペーニャのファインセーブの前にゴールを割れない。試合はバルサの2点リードで折り返す。
 
 まずは1点が欲しい神戸は後半、57分にジェアン・パトリッキが思い切ったミドルを狙う。59分、バルサのマルク・ギウの決定的なヘディングシュートはGK前川黛也が見事な反射神経で弾き出す。

 62分に再び、パトリッキがカットインから右足を振るも、シュートは枠を捉え切れず。72分にはステファン・ムゴシャが良い形で抜け出すが、敵DFに追いつかれてフィニッシュに持ち込めない。

 注目のイニエスタは81分に途中交代。ベンチに下がる際には、現在はバルサで指揮を執る盟友シャビと熱い抱擁を交わす。

 その後もコアボードは動かず。J1で首位に立つ神戸は、今季のラ・リーガを制したバルサの前に力の差を見せつけられる結果となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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