セビージャが最多V記録更新!PK戦の末に7度目のEL制覇!モウリーニョ率いるローマは“欧州連覇”ならず

2023年06月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ローマがディバラ弾で先制、セビージャがOGで追いつく

7度目のEL優勝を果たしたセビージャ。(C)Getty Images

 現地時間5月31日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)決勝で、名将モウリーニョが率いるローマと、最多6度の優勝を誇るセビージャが、ハンガリーのプスカシュ・アレーナで激突した。

 ローマは開始12分、ゼキ・チェリクの折り返しからスピナッツォーラがペナルティエリア内でダイレクトシュートを放つが、GKボノにストップされる。

 迎えた35分、速攻からイタリアの名門が先制に成功する。マンチーニの鋭い縦パスをペナルティエリア手前で受けたディバラが、左足で冷静に流し込んだ。怪我から復帰した29歳のアルゼンチン代表FWは、およそ1か月ぶりのゴールとなった。

 1点ビハインドとなったセビージャは、45+6分にラキティッチが左足で強烈なミドルシュートを放つも、右ポストに嫌われる。それでも55分、37歳の主将ヘスス・ナバスのいやらしいクロスが、マンチーニのオウンゴールを誘い、後半早々に同点に追いつく。

 追いつかれたローマは、67分にペッレグリーニのFKから、エイブラハムがゴール至近距離から詰めるも、ボノに阻まれる。
 
 76分にはオカンポスがイバニェスに倒され、セビージャがPKを獲得するが、オン・フィールド・レビューの末に取り消しとなる。

 その後も互いに惜しい場面を作りながら、勝ち越し点は奪えず。1-1で延長戦に突入する。ローマは延長後半に入ると、出場した試合で3戦連発中のエル・シャーラウィと、今冬にリーズから期限付きで加入したジョレンテを送り込む。

 結局、120分間通して決着はつかず、PK戦に突入。先攻のセビージャは4人全員が成功させたのに対し、後攻のローマは2人目のマンチーニと3人目のイバニェスが失敗。死闘に終止符が打たれた。

 ラ・リーガでは一時降格圏に沈んでいたセビージャが、3年ぶり7度目の戴冠を果たした。ローマは初代ヨーロッパカンファレンスリーグ王者に輝いた昨シーズンに続き、2年連続の欧州カップ戦制覇とはならなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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