【採点寸評|札幌】開始直後の失点が重くのしかかる…。前線に高さのある選手が必要だったか[J1第15節 札幌1-2名古屋]

2023年05月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

ホームで敗れたため「5.5」に

【警告】札幌=菅(43分)、田中(64分) 名古屋=森下(40分)、永井(62分)、米本(65分)、ランゲラック(90+6分)
【退場】なし

 Jリーグは5月27日、J1第15節の5試合を各地で開催。札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌対名古屋グランパスが行なわれ、2-1で名古屋が勝利を収めた。
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 名古屋が試合開始27秒で先制。永井謙佑の前線へのパスに抜け出したキャスパー・ユンカーが、倒れ込みながら冷静に左足で決めた。

 幸先よく先手を取ったアウェーチームは55分、スローインの流れから、森下龍矢のクロスに反応したマテウス・カストロが、左足の強烈なシュートをゴールに突き刺し、追加点を奪った。

 札幌も終盤に反撃に出る。85分、小柏剛のペナルティエリア右からの折り返しを中央で収めた金子拓郎が、右足のグラウンダーのシュートでネットを揺らし、1点を返すも、このまま終了。リードを守り切って勝利した名古屋が2連勝、札幌は4試合ぶりの敗戦となった。
 
▼札幌のチーム採点「5.5」
 それが「すべて」とは言わないが、それでもやはり開始直後の失点は重くのしかかった。名古屋は守備の強いCBと、運動量のあるボランチを自陣に配置する守備力のあるチームなだけに、先制点を与えると厄介な展開になるのは明白だったが、開始1分にそうなってしまった。

 札幌の武器は、やはりパスワークからの崩しと速さのあるカウンターだが、敵陣で守備網を完全構築されてしまうと特長は生きない。また、前線の選手は速さがあるも、小柄な選手ばかりであるため、守備網打破を達成するには高さのある選手も必要だったように思う。

 ただし、そのなかでも選手たちは果敢に攻め続けたし、最終的には崩して1点を奪った。開始早々の失点で難しくなったなかでも悪くない戦いを見せていたところは評価に値する。ホームで敗れたため、5.5にしたにすぎない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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