「プレシーズンあたりで」冨安健洋は来季開幕に間に合うのか。アルテタ監督が言及「素晴らしい人間で、トップクラスのプロ」とも

2023年05月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当にハードワークしている」

右膝の手術で今季絶望となった冨安。(C)Getty Images

 離脱期間はかなりの長期になることも懸念されていた。だが、指揮官の言葉を聞く限り、開幕に間に合う可能性もあるようだ。

 アーセナルのミケル・アルテタ監督が5月26日、戦列を離れている冨安健洋の状態について、来季に向けたプレシーズン中に一定のコンディションとなる可能性もあることをほのめかした。『football.london』が報じている。

 冨安は3月に右膝を負傷して手術を受け、今季中の復帰はないと発表された。以前にクリスマス時期まで冨安がピッチに戻れないかもしれないとの話もあったが、日本代表DFがプレシーズンに戻ってくるか問われると、アルテタ監督は「本当に近くなると思う」と答えている。

「(同じく離脱中のウィリアム・)サリバのようにプレシーズンのあたりで良い状態になるといいね」

 さらに指揮官は「彼は本当にハードワークしている」と続けた。

「彼にとっては本当に難しい一年だったが、素晴らしい人間で、トップクラスのプロフェッショナルだ。とにかく我々は彼を起用できるようになることを願っている。起用できるときの彼は本当にチームを助けてくれるからね」
 
 2021年夏にボローニャから加入した冨安は、シーズン前半戦でリーグを代表する新顔と評されるほど活躍。だが、ケガで後半戦を棒に振ると、今季も開幕に間に合わず、右SBの定位置をベン・ホワイトに奪われ、さらに3月で戦線離脱。プレミアリーグで21試合出場(先発6)にとどまった。

 冨安の問題がフィジカルの安定性にあることは周知のとおりだ。今回の指揮官の発言を受け、『THE BOOT ROOM』は「夏にアーセナルが補強に金を使うことは疑いないだろう。だが、いなかった選手の復帰が大きいというときもある」と、期待を寄せている。

「トミヤスはアルテタにとって右SBのメインチョイスではなかったかもしれない。だが、彼のケガは大きかった。シティのような層の厚さがないチームにおいて不在を感じさせた。トミヤスが戻ってくるのは準備をしていく助けとなる。来シーズンに彼がフィットし続けられれば、素晴らしい選手となるだろう」

 アーセナルに移籍して以降、万全の状態で一年を過ごせたことがない冨安。まずは「プレシーズンのあたりで良い状態」になり、さらにシーズンを通じて活躍できるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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