「もううんざり」2位→7位へ…ユベントスの勝点10剥奪に怒りの声!「まったくもって不当」

2023年05月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「このシステムを壊せ。異議申し立てしろ」

一転して10ポイント剥奪の処分が下されたユベントス。(C)Getty Images

 果たして、どのような結末を迎えるのか。知りたいのは最終的な結論という声は少なくない。

 イタリアサッカー連盟(FIGC)は5月22日、ユベントスに10ポイントの減点処分を科すことを決定した。同日のエンポリ戦で1-4と敗れたクラブは2位から7位に転落。チャンピオンズリーグ出場ラインとなる4位ミランとの差は5ポイントとなった。

 1月、ユベントスは過去の不正会計問題でFIGC検察から9ポイントの減点を求刑され、15ポイントの減点を言い渡された。4月にイタリア五輪委員会の裁定で判決が差し戻されたが、22日にFIGC検察は11ポイントの減点を求刑。そして10ポイントの減点処分が科された。

 ユベントスは不当と主張し、控訴する意向を表明している。また、シーズン終盤の大事な試合の直前に判決が言い渡されたことを問題視する声も上がった。
 
『Gazzetta dello Sport』紙によると、ファンはSNSで以下のように反応した。判決に首をかしげたライバルクラブのサポーターもいる。

「-9、-15、-11、そして-10…まるでビンゴだな」
「完璧なタイミングだな。ピッチに立つ少し前だぞ!」
「もうおしゃべりはうんざり。10月までリーグ戦を止めて裁判しろ」
「このシステムを壊せ。異議申し立てしろ。すべてをブロックしろ。損害を求めろ」
「まったくもって不当。ミラニスタだが君らとともにある。ピッチのことはピッチのことだ」
「オレたちはこのユニホームの名前、名声、クラブカラー、尊厳を守る。常に君たちと一緒に。最後まで」
「我々に起きたのは信じられないことであり、苦しむのはサポーターだ。ユニホームへのサポーターの愛情を守りつつ、名声やこのクラブの歴史、自分たちをしっかり守る必要がある」

ユベントスはコロナ禍中の給料支払いを巡る別件でも6月15日に審理が予定されており、さらなる処分が科されるかも注目される。

 処分が二転三転し、正式な順位がいつ、どのように確定するのか不透明とあり、他クラブからも不満の声が上がっているが、ユベントスの件はどのようなかたちで決着をみるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】「奥さんといるとこ初めて見た」と反響!三笘と妻クリアさんの貴重な夫婦同伴姿
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事