元日本代表FWの城彰二氏が、自身のYouTubeチャンネルを更新。過去に出演したテレビCM撮影での経験談を語った。

　九州の学習塾のCMに出演した際に、ドリブルからボールを蹴るシーンがあり、それを15～20メートルほど離れた場所からカメラで撮影していたという。

　臨場感が欲しいために「カメラに向かって蹴ってくれ」とプロデューサーから頼まれた城氏は、何度も「思いっきり蹴って（カメラに）当たったら壊れる」と言ったのだが、「大丈夫だ。全く問題ないので」と返されたという。

　迎えたリハーサルで、城氏は当初、軽く蹴ってカメラを外したが、「いや、もっと"パチーン"という感じで来て」と依頼された。「本当に良いのかな」と思いながらキックすると、大変な事態になってしまう。
 

「そしたら、カメラにガーンって当たっちゃって。カメラがバーンって、壊れて。300万（円）、パーだよ」

　撮影は中断となり、約２時間後に別のカメラが用意され、再開された。先の"教訓"から、アクリル板をつけて行なわれたが、「アドレナリン出るじゃん」という状態で本番に臨んだ城氏は、再びカメラを壊してしまった。

「今度は、アクリル板がバーンって吹っ飛んで、カメラがガーンって、レンズ壊れちゃって」

　城氏は、撮影のプロデューサーが「（ボールが）当たらないと思ったんだよ」と推測。ワールドカップにも出場した選手のキックの威力と正確さは、CM撮影スタッフの予想を超えていたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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