マンチェスター・シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカーが、ヴィニシウス・ジュニオールとハグを交わした理由を明かした。

　現地５月９日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）準決勝の第１レグで、シティはレアル・マドリーとアウェーで対戦した。ヴィニシウスのミドルで先制を許したものの、ケビン・デ・ブライネのゴールで同点に追いつき、１－１のドローに持ち込んだ。

　この一戦で右SBを担ったウォーカーは、マッチアップしたヴィニシウスと再三に渡り、激しい攻防を繰り広げた。試合後には、２人が笑顔でハイタッチをして、ハグをしながら健闘を称え合う姿が話題となった。
 

　なぜ、先制点を決められた相手と笑顔でハグを交わしたのか。17日の第２レグを前に記者会見に臨んだウォーカーは、その理由についてこう答えている。

「彼にハグをしに行ったのは、僕にレインボーフリック（ボールを浮かして相手の頭上を越えて抜き去るプレー）をやろうとしたからさ。『頼むからもうやらないでくれよ』と伝えたよ。ネット上のネタにされたくないからね。

　ボクサーも良い試合をしたら握手をする。僕も彼にそのようなリスペクトを持っている。他の選手に対しても同じだ。良い試合だったと感じた時には、そういうリスペクトをしに行く。彼はそれに値したと思う。明日の夜も、もしマッチアップしたら、彼にふさわしいリスペクトをしに行くよ。でもその前には激しくやり合うけどね」

　ファイナル進出を懸けた大一番で、２人のバトルに再び注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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