マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、現地時間５月17日にホームで行なわれるチャンピオンズリーグ準決勝・第２レグのレアル・マドリー戦の前日会見に出席。大一番を前に、持論を展開した。英公共放送『BBC』などが伝えている。

　直近５年で４度のプレミアリーグの頂点に立っているシティだが、欧州制覇はいまだ果たせていない。「CL優勝をしなければ真の成功とは言えない」という見方もあるが、グアルディオラ監督の考えは異なるようだ。

「遺産とは、私たちが過ごしたとんでもない時間の積み重ねだ。人々はこの世代の選手たちを長い間忘れないだろう。私の遺産はすでに例外的なものだ。我々はたくさんのゴールを決め、ほとんど失点せず、多くの勝利を収め、とても良い勝ち方をしてきた。人々はそれを覚えておくべきだ。良い本になるだろう。私たちは良い時間を過ごしてきた。チャンピオンズリーグで判断されることは決してしないだろう」
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　スペイン人指揮官はまた、「７年前に契約した時、チャンピオンズリーグで優勝しろとは言われなかった」とも語る。

「スタッフとともに私をここに連れてきたのは、可能な限りベストを尽くすためだと、全ての人が言っていた。しかし、このタイトル以外の全タイトルを獲得した事実は否定できない。もちろん、私たちは優勝を望んでいる。２シーズン前のチェルシーとの決勝、昨シーズンにマドリーに敗れた時とは今回はまた別の機会だ。我々は全力でそれを望んでいる」

　昨年は準決勝で、２戦合計５－６の乱打戦の末、苦杯を喫したスペインの巨人にリベンジを果たせるか。イングランド王者から、欧州王者へ格上げを目ざす戦いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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