「コバヤシはいじめられただけ」宿敵との大一番で先発も…セルティックCB小林友希に酷評相次ぐ「ダービーの洗礼に苦しんだ」

2023年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カジュアルな態度で臨むなんて許されない」

CBで先発した小林。CKからの失点時は完全に後手に回った。(C)Getty Images

 5月13日に開催されたスコットランドリーグ第35節で、日本人5選手を擁するセルティックは、レンジャーズと敵地アイブロックスで対戦。0-3で完敗を喫した。

 前節に4試合を残してリーグ連覇を確定させ、余裕が生まれたなか、24ゴールでリーグ得点ランキング首位を走る古橋亨梧ほか、前田大然と岩田智輝もベンチスタート。日本人選手では旗手怜央と小林友希が先発した。

 出場機会が限られている小林にとっては、絶好のアピールの場となったが、CKから自身がマークについていたジョン・サウターに得点を許すなど、個人的にも悔しい結果に。自身初のオールドファームはほろ苦いものとなった。

 現地メディアも辛辣な評価を下しており、『Daily Record』は「コバヤシはダービーの洗礼に苦しんだ」と伝えている。

「日本人はセンターバックで出場したが、厳しい状況だった。(トッド・)キャントウェルは彼の前でリバウンドを拾って得点した。2失点目もサウターに横をすり抜けられるなど、反応に欠ける。厳しい洗礼を受ける結果になった」
 
 また、『football scotland』も同様に「日本人ストッパーは、オールドファームの洗礼を受けた」と評している。

「1月に加入したDFは、故障中のキャメロン・カーター=ヴィッカーズの代役を務めたが、苦しい午後を余儀なくされた。コバヤシは集中力を欠き、ルーズボールに飛びついたトッド・キャントウェルに先制を許した。ジョン・サウターが彼の上にそびえ立ち、コーナーからヘッドでゴールを決めた時も、警戒を怠った」

 さらに同メディアは、セルティックのレジェンドOBで、ブルガリアの英雄とも称されるスティリアン・ペトロフ氏のこんな発言も取り上げている。

「コバヤシはただ、いじめられただけだ。立ち止まって身体を使っているだけでは駄目だ。積極的にボールにアタックしていかないと。前に出てヘッドできるようにならないと。サウターはどうだった? 彼は毎週、毎週、それをやってのけている。攻めて、攻めて、アグレッシブにゴールを狙っている。

 今日、コバヤシはこのゲームがどういうものなのか、多くを学んだはずだ。カジュアルな態度で臨むなんて許されない。相手がプッシュしてくるので、罰を受けるだけだ。彼らは最初から血気盛んで、今までやった試しのないことができると感じていて、それを実行してみせたのだ」

 3冠達成が懸かる、2部インバネスとのスコティッシュカップ決勝を含め、今シーズンの残りは4試合。22歳のレフティはダービーの雪辱を晴らし、来シーズンへ繋げるパフォーマンスを披露できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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