シャルケの吉田麻也が、パフォーマンスを改善できた理由を明かした。

　今季シャルケに加入した吉田は、開幕から守備の要として最終ラインを支えている。しかし、チームは思うように波に乗れず、一時は最下位に転落。吉田のパフォーマンスも批判の的となった。

　それでも、カタール・ワールドカップ以降、チームは徐々に守備が安定し、調子を上げると、勝点を積み重ねて15位まで浮上。ついに降格圏を脱出した。

『AFP』のインタビューに応じた吉田は、自身とチームのパフォーマンスを改善できた理由について「ワールドカップで結果を残すと、チームメイトや周囲の人たちから尊敬を受ける。それはとても重要です」と語る。

「僕はその経験を持ってここに戻って来ました。日本代表のキャプテンとして、ドイツ代表に勝ったことで、よりみんなが僕の話を聞いてくれて、理解してくれています」
 

　そんな吉田について、チームメイトのGKミヒャエル・ランガーは、「彼は毎日完璧な模範を示してくれる。トレーニングでの取り組み方、姿勢、準備、彼は完全にプロフェッショナルだ」と称賛している。

　同僚からの信頼も厚い吉田は、リーグ戦で残る３試合での１部残留に向けて「状況は良くなっていますが、まだ安全圏ではありません。我々はもっと勝点を積み重ねなければいけませんし、集中力を切らさずに努力し続けなければいけません。ピッチの内外を問わず、シャルケをより良い場所に導く手助けができればと思っています」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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