現地時間５月10日に開催されたチャンピオンズリーグ準決勝の第１レグで、インテルはミランとサン・シーロで対戦。２－０で快勝を収めた。

　大舞台で実現したミラノダービーで、インテルは早々にスコアを動かした。開始８分、CKからエディン・ジェコが左足でのボレーで叩き込んだのだ。俄然勢いに乗ると、その３分後にはワンタッチでペナルティエリア内に侵入したヘンリク・ムヒタリアンが右足で流し込み、あっという間にリードを広げた。

　その後は追加点を奪えなかったものの、宿敵の反撃をピシャリと抑え、先勝した。

　英公共放送『BBC』によれば、殊勲の先制弾をマークした37歳のエースは、試合後のインタビューで「とても気分が良い。ダービーだから特にね。形式上はアウェーで戦った僕らにとって、素晴らしい結果だ」と喜びを伝えた。
【動画】CKから圧巻ボレー！37歳ジェコが叩き込んだ鮮烈弾

「時には、ボールがゴールに入らないような難しい状況に陥るが、忍耐と努力は必ず報われる。いつも通り、得点できると思って落ち着いていた。今日の結果がその証拠だ。

　僕らは経験豊富なチームだから浮かれたりはしない。素晴らしい結果を得たが、まだ何も終わってはいない。チャンピオンズリーグでは、偉大なチームだけが準決勝に進出するのだから、今日のように注意深く、集中しなければならない」

　第２レグに向けては「ファーストレグのことは考えないようにする。気をつけないと。彼らはまだ諦めていない」と警戒心を強めたジェコ。再び熱きダービーでゴールを奪い、インテルを13年ぶりの決勝進出に導けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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