U-20W杯に臨む日本代表メンバーが発表も、ひとり少ない20人。残り1枠は誰になるのか

2023年05月08日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

背番号9が空いていることを踏まえると…

4月のトレーニングマッチでコンディションの良さをアピールした千葉。写真:梅月智史

 5月20日にアルゼンチンで開幕するU-20ワールドカップに向け、U-20日本代表のメンバーが同8日に発表された。

 注目のメンバーは、今年3月に戦ったU-20アジアカップのメンバーを中心に、海外組のチェイス・アンリ(シュツットガルト/ドイツ)や福井太智(バイエルン/ドイツ)らが加わった。
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 U-20W杯に登録できる選手の数は、U-20アジア杯の23人から2人減り、GK3人とフィールドプレーヤー18人の21人。冨樫剛一監督も選考に当たって、「2人減るのは大きな要素だった」と明かしたうえで、「世界一を目ざすためにはどうしたらいいのか。ワールドカップの予選で戦う3か国の特徴も想定して、自分たちのウィークをストロングに変えていけるメンバー構成にした」と語った。
 
 だが、現時点で発表されたメンバーは、ひとり少ない20人。冨樫監督はその理由について、「現在、リーグが開催されていることもあり、体調や怪我も出てきてしまっているので、コンディションを含めてチェックしている。何時間か数日でいろんなものが見えてくるので、また発表させていただきたい」と述べた。

 では、残り1枠は誰になるのか。

 これまでこの世代の中心を担ってきた中野伸哉(サガン鳥栖)をはじめ、U-20アジア杯を戦った熊取谷一星(明治大)や甲田英將(名古屋グランパス)など、候補はたくさんいる。

 しかしポジション別に見ると、坂本一彩(ファジアーノ岡山)と熊田直紀(FC東京)の2人しか選ばれてなく、背番号9が空いていることも踏まえると、FWの可能性が高いか。その点では二田理央(SKNザンクト・ペルテン/オーストリア)や福田師王(ボルシアMG/ドイツ)といった海外組も挙げられるが、4月に行なった2回の国内トレーニングキャンプで、関東大学選抜を相手に2試合で4ゴールをマークし、猛烈にアピールしていた千葉寛汰(徳島ヴォルティス)も十分考えられるだろう。

 いずれにしても、5月11日には日本を出発するスケジュールを考えると、早急に決めなくてはならない。今後の発表が待たれる。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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