加入シーズンながら、長谷川唯はマンチェスター・シティの女子チームで確かな地位を築いている。

　首位マンチェスター・ユナイテッドを３ポイント差で追い、リーグ戦でタイトル争いを繰り広げているシティ女子。今季、ウェストハムから加入し、デビュー戦でゴールも決めた長谷川は、ガレス・テイラー監督の中盤に欠かせない存在となった。

　クラブ公式サイトによると、2018年までシティ女子に在籍したイングランド代表のイジー・クリスチャンセンは、現在のシティ女子における長谷川の重要性に賛辞を寄せている。

　クリスチャンセンは「テイラー監督の戦い方は、より中央でのショートパスが多い。男子チームがそうだけど、SBが内側でハセガワと組んで２人の６番としてボールをコントロールしている」と話した。

「ハセガワとアレックス・グリーンウッドの関係は素晴らしい。彼女たちの連係は、見ることもしないで互いにボールを渡せるほど。相手がどこにいるか分かっている。今季のシティが進化し、タイトル争いに戻るうえで、彼女たちが鍵だった」

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　さらに、クリスチャンセンはウェストハム時代の長谷川との対戦経験から、「彼女はすごかった」と激賞している。

「今季のシティ戦で私はケガをしていたけど、昨年彼女がウェストハムにいたときも素晴らしかった。シティが彼女を獲得した理由が分かる。彼女の６番ぶりは素晴らしい」

　日本を旅立ち、イタリアのミランを経て、イングランドに渡って２年が経とうとしている26歳は、どこまで飛躍できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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