Jリーグは５月３日、J１第11節の８試合を各地で開催。ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FC対アルビレックス新潟が行なわれ、１－０で横浜FCが勝利を収めた。

　立ち上がりから主導権を握ったのは新潟。４分に見事な連係から高木善朗が強烈なミドルを放つなど、最終ラインからのテンポの良いつなぎで相手ゴールに迫った。

　横浜FCも徐々にボールを持つ時間を増やすと、速攻からチャンスを創出。28分にはユーリ・ララの前線へのロングパスに小川航基が抜け出し、GKをかわして放ったシュートは相手DFのブロックに遭う。

　一進一退の攻防戦となったなか、両者譲らずスコアレスで前半を折り返した。
 

　そして53分、横浜FCがついに試合が動かす。右サイドの敵陣中央から近藤友喜が、ゴール前に浮き球のパスを送る。これに反応したユーリ・ララが、ゴールに背を向けながら頭で触ると、ボールはゴールに吸い込まれた。ユーリ・ララはこれがJ１初ゴールとなった。

　勢いに乗ったホームチームは、その後も攻勢を強める。68分、坂本亘基のクロスに合わせた小川慶治朗のヘディングシュートは惜しくも枠を捉えられない。

　新潟も78分、カウンターから途中出場の伊藤涼太郎のシュートに、ゴール前で三戸舜介が触ってコースを変えるも、ボールはクロスバーの上に。

　結局、このまま最後までスコアボードは動かず。横浜FCが開幕11試合目で待望の今季初勝利。新潟は３連敗となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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