【採点寸評|ヴィッセル神戸】堅守速攻で首位キープ!再三のピンチを凌いだ守護神を好評価[J1第10節 神戸2-0湘南]

2023年04月29日 中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

初瀬の見事な直接FK弾で嫌な流れを吹き飛ばす

【警告】神戸=大崎(64分)、井出(82分)湘南=なし【退場】なし

 4月29日にJ1リーグ第10節が開催。ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸対湘南ベルマーレが行なわれ、2-0で神戸が勝利を飾った。

 神戸は21分にエリア手前のやや右寄りでFKのチャンスを得ると、初瀬亮が左足を一閃。ゴールからやや距離はあったものの、鮮やかにネットを揺らして先制点を奪った。

 その後、追加点を奪えずにいると、後半には湘南に押し込まれる時間帯が続いたが、80分にカウンターから山口蛍が貴重な追加点を奪取。2試合ぶりの勝利で首位をキープした。
 
▼神戸のチーム採点「6.5」
 序盤は思うようにペースが掴めず、湘南のサイド広く使った攻撃に苦戦したが、大迫勇也を起点とした縦に早いサッカーで攻撃の糸口を探る。

 すると21分に初瀬が直接FK叩き込んで、嫌な流れを吹き飛ばした。先制した後は勢いに乗り、ショートカウンターから決定機を作るも、追加点を奪えない。

 後半に入り、徐々にセカンドボールを拾われて押し込まれる時間が続いたが、80分に試合通して切れることのなかった前線からの守備で武藤嘉紀がボールを奪い、そこから山口の追加点が生まれた。

 前節、横浜F・マリノスに3失点を喫した守備は、GK前川黛也の再三の好セーブやディフェンスラインの集中した守りで湘南の攻撃を0に抑え、難しいゲームをものにした。

【動画】初瀬のFK弾&山口の右足ショット
 

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