【EURO2016組分け決定!】グループD|展望&各国紹介「本命は当然スペインだが、あらゆる可能性も…」

2015年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

強力な攻撃を有するクロアチア、守備力の高いトルコに要注意。

グループD4か国のキープレーヤー。(C)Getty Images

【対戦カード(開催地)】
6月12日:トルコ対クロアチア(パリ)
6月13日:スペイン対チェコ(トゥールーズ)
6月17日:スペイン対トルコ(ニース)
      チェコ対クロアチア(サンテティエンヌ)
6月21 日:クロアチア対スペイン(ボルドー)
       チェコ対トルコ(ランス)
 
【グループ展望】
本命:スペイン
対抗:クロアチア
穴:トルコ
大穴:チェコ
※各グループの1位と2位は自動的にベスト16進出。各グループ3位の6か国のうち成績上位4か国もベスト16進出。
 
 2連覇中のスペインは間違いなく総合力ではグループトップだろうが、だからといって必ず勝ち抜けるわけではないのは、昨夏のブラジルで証明されている。
 
 5年前に世界を制した際のメンバーは今なお高いパフォーマンスを保っているが、言い換えれば代わり映えがせず、他チームから研究し尽くされているとも言える。本命から外すことはできないが、あらゆる結末の可能性を秘めたチームでもある。
 
 そんな王者の対抗馬となるのがクロアチア。ラキティッチ、モドリッチといったタレントが形成する中盤は破壊力十分であり、前線にはマンジュキッチら高い決定力を誇るストライカーが君臨している。
 
 トルコは3番手評価としたものの、こちらは予選中に守備が改善されたことが大きい。攻撃とは対照的に守備に不安を抱えるクロアチアの上に立つ可能性は十分にある。
 
 チェコは大ベテランのチェフ、ロシツキ以外、以前のような世界レベルのタレントはおらず、総合力では一番劣るものの、組織に秀でたチームが大舞台で好結果を残した例は、とりわけEUROでは少なくない。

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