【EURO2016組分け決定!】グループC|展望&各国紹介「ドイツの1位は鉄板。2位を争うのはポーランドとウクライナか」

2015年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

予選でやや苦しんだドイツだが隙は見当たらない。

グループC4か国のキープレーヤー。(C)Getty Images

【対戦カード(開催地)】
6月12日:ポーランド対北アイルランド(ニース)
ドイツ対ウクライナ(リール)
6月16日:ウクライナ対北アイルランド(リヨン)
     ドイツ対ポーランド(サンドニ)
6月21日:ウクライナ対ポーランド(マルセイユ)
     北アイルランド対ドイツ(パリ)
 
【グループ展望】
本命:ドイツ
対抗:ポーランド
穴:ウクライナ
大穴:北アイルランド
※各グループの1位と2位は自動的にベスト16進出。各グループ3位の6か国のうち成績上位4か国もベスト16進出。
 
 メジャートーナメント連覇を狙う世界王者ドイツの1位通過はほぼ鉄板。2敗するなど予選こそやや苦しんだが、守護神ノイアー、司令塔エジル、狡猾なミュラーと攻守に絶対的なワールドクラスを擁し、シュートパスを主体としたコレクティブなサッカーはさらに磨きが掛かっている。ほとんど隙は見当たらず、2戦目を終えた段階で16強に名乗り上げている可能性は小さくない。
 
 そのドイツを予選2節に0-2で破ったポーランドと、組織力の高いウクライナが、2位争いをする構図が有力だろう。
 
 ポーランドは予選最多の33ゴールを挙げたオフェンス力が最大の売りで、いまや世界でも5指に入るCFに成長したレバンドフスキを筆頭に、長身ながら柔軟なミリク、右サイドを切り裂くブワシュチコフスキと攻撃陣に個性派が揃う。
 
 一方のウクライナは、堅守からのカウンタが特徴。セビージャでも実力を証明したコノプリャンカと4大リーグ行きが囁かれるヤルモレンコという両翼は、大国にも引けを取らない相当の破壊力を秘める。
 
 タレント的にいかにも小粒で、敢闘精神が唯一の売りである初出場の北アイルランドは、まずは勝点1が目標になるだろう。対戦する3か国はいずれも攻撃力が高いだけに、完全なる「草刈り場」になることだけは避けたいが……。

次ページ【各国展望:ドイツ】72~74年以来のメジャー大会連覇を目指す。

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