「この日本人は洗濯機」ユベントス戦で奮闘の守田英正、対戦国メディアから称賛相次ぐ!「攻守両面で存在感」「運動量豊富で献身的」

2023年04月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

スポルティングは準決勝進出を逃す

第1レグに続いて好パフォーマンスを披露した守田。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 守田英正の今季の欧州での戦いは、ベスト8で幕を閉じた。だが、イタリアの名門を相手に、日本代表MFが見事なパフォーマンスを見せたことは確かだ。

 守田が所属するスポルティングは4月20日、ヨーロッパリーグ準々決勝第2レグでユベントスをホームに迎えた。敵地での第1レグで0-1と敗れていたスポルティングは、立ち上がりの9分に失点。その後PKで追いついたが、2試合合計スコアで並ぶには至らず、準決勝進出を逃している。

 高く評価された第1レグに続き、守田はこの日も攻守両面で好プレーを披露。対戦したユベントスの母国イタリアのメディアも、採点で及第点の6点やそれを上回る点をつけた。

『TUTTOmercatoWEB』は、チーム2位タイとなる6.5点をつけ、「相手を背負いながらボールを受けることがしばしばだったが、常にプレッシャーをうまくかわせた。一方、非保持のときはあらゆるところにおり、できる限りピッチをカバーした」と、攻撃の組み立てや守備での貢献を称賛している。

 同じく6.5点だった『Gazzetta dello Sport』紙は、「この日本人は洗濯機だ。多くのボールを奪還し、混雑の中に戻す」と、中盤で守田が相手に立ちふさがったと評価。「先んじるプレーがしばしばで、タイミングとアイデアが良い。中盤で貴重だった」と賛辞を寄せた。
 
 やはり6.5点をつけた『Eurosport』も、「攻守両面において中盤で存在感を出し、ポジティブなパフォーマンス。攻撃ではチョイスが早く、相手を止めたりパスコースを消す点でもタイミング良かった」と、好印象を受けたようだ。

『calciomercato.com』は6点評価で「完全なMF。断ち切り、つないで、常にやるべきことを分かっている」と報道。同じく6点をつけた『calciomercato.it』も、「運動量豊富で献身的。FWを助けるためにボックス内にも入った」と、献身的なパフォーマンスをたたえた。

 一方、『VIRGILIO』は、5.5点と及第点を下回る採点。「継続的に動いたが、危険なミスが何度かあった」と、自陣の低い位置で攻撃に転じる際にボールを失った場面などに苦言を呈している。

 それでも、ユベントスとの2試合で守田が全体的に上々の出来だったことは確かだろう。次は来季のチャンピオンズリーグ出場権を目指す国内リーグに集中だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】守田の強烈ミドルも! ユベントス対スポルティング、第1レグのハイライトをチェック

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