「この先なかなか出てこないだろうね」「ずるい」内田篤人が能力に驚嘆した日本人SBは? 育てようとしても「作れない」ため、提唱した手段は…

2023年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「対人は絶対負けない。前に行く推進力もある」

内田氏が「なかなか出てこない」と後輩DFを称賛した。(C)DAZN/Suguru Saito

 元日本代表の内田篤人氏が、MCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、後輩右SBの印象を語った。

 4月13日に配信された最新回では、前々回にゲスト出演した浦和レッズのDF酒井宏樹と内田氏の対談(アツトカケル)の模様が公開された。

 その中で、日本代表の右SBの定位置を争った時期もあった酒井について、内田氏は「パワーがある、身長もある。対人は絶対負けない。前に行く推進力もある」と称え、こう続けている。

「前の選手と共存できる選手だなって思ってた。(左SBもこなせて)両方できるけど右のほう好きなプレースタイル。(敵のプレッシャーで)詰まったり、難しい状況できても、何とかできちゃう身体能力なんですよ。ゴリゴリって長い距離を行ける。何回も行ける。こういうサイドバックずるいなっていうのが印象」
 
 逆に酒井から「篤人君は難しいことを簡単にやるのが凄い。めちゃくちゃ考えて準備してるから、一流の選手と対峙できる。僕と(長友)佑都君は言ったら、能力なんですよ」と自身の印象を訊いた内田氏は、2人の違いをこう説明している。

「ほんと能力。宏樹みたいな選手は作れない。俺みたいなのは、ちょっと教えて(作ることが可能)、ある程度足が速ければ。背も普通、体型も普通。宏樹みたいな選手はなかなか出てこないだろうね、この先」

 内田氏は「(育てられないため)他のポジションからコンバートしちゃえばいいじゃんという考え。背がでかい、走れる。しかも何回も。それができる選手をサイドバックに持ってきたら、こういう選手ができるかもしれない。俺(みたいな選手)なんかはいくらでもできる。能力的に考えたら」と持論を述べている。

 日本代表とドイツの名門シャルケで長らく活躍してきた名手から見ても、日本人の右SBとして、酒井の能力は規格外のようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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