４月８日にJ１リーグ第７節が行なわれ、横浜F・マリノスと横浜FCが日産スタジアムで対戦。５－０で横浜が完勝を収めた。
【PHOTO】横浜FCの出場16選手＆監督の採点・寸評。再三見せ場を作った近藤は"及第点以上"。先制点献上に直結したボールロストのDFは厳しく評価
　先制は横浜。47分、マルコス・ジュニオールが高い位置でボールを奪うと、アンデルソン・ロペスとのパス交換を経て、最後は左足で流し込んだ。

　リードした横浜は、ブラジル人助っ人が立て続けにゴールを奪う。62分にA・ロペスがエウベルの折り返しを左足で押し込むと、68分にはエウベルが水沼宏太のクロスに右足のダイレクトで合わせて追加点を挙げた。　

　さらに、エウベルが73分、A・ロペスが90分にゴールを決めて突き放し、守備でも横浜FCに得点を許さず、５－０の大勝。２戦ぶりの勝利を手にした。一方、完敗の横浜FCは開幕から２分５敗、７戦未勝利となった。
 

▼横浜FCチームの採点「５」
　２年ぶりとなった横浜ダービーで序盤は、左サイドを使われて攻め込まれた。５分にはそこから崩されて、山根陸にゴールネットを揺らされたが、オフサイドの判定に救われた。

　その後は守備ブロックを敷き、また前線からのプレスがハマる。カウンターから右サイドの近藤友喜が、再三チャンスを作るも得点は奪えず。

　すると、後半開始早々に自陣でのミスから一瞬の隙を突かれて失点。徐々に運動量が落ち、間延びした中盤のスペースを使われると、立て続けゴールを許し、終わってみれば大量５失点。王者相手に前半は押し込んで、奮闘していただけに、決定機で決め切れていればと悔やまれる敗戦となった。

※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●中川翼（サッカーダイジェストWeb編集部）