「責任を感じている」ダービーで好機演出もチームは大敗、横浜FCの近藤友喜は奮起を誓う!「数字が残せないと生き残っていけない」

2023年04月09日 中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

カウンターから相手ゴールを脅かす

特別指定を経て、今季がプロ1年目となる近藤。(C)SOCCER DIGEST

[J1第7節]横浜5-0横浜FC/4月8日/日産スタジアム

 J1リーグ第7節で、横浜FCは横浜F・マリノスと対戦し、0-5で敗れた。大量失点を喫したが、前半は昨季の王者相手に対等に渡り合う戦いぶりを見せていた。

「相手は永戸(勝也)選手が高い位置を取ってくるので、奪った後、裏のスペースを使って数的優位を作れると思っていた」と話す右サイドハーフの近藤友喜は、カウンターの起点となり、カットインからのシュートや縦への突破で再三、相手ゴールを脅かす場面を作った。
 
 しかし、チャンスを決め切れずにいると、チームは後半開始早々にミスから失点。その後も決定力の差を見せつけられ、立て続けにゴールを許した。
 
 近藤は、「前半、僕のところでクロスが合えばというシーンや決め切れるチャンスが数多くあったなかで、そこの精度がまだ足りない。自分たちが先制できる可能性があったので責任を感じている」と悔しさを滲ませる。

 22歳のアタッカーは、特別指定として2021年にはJ1で2試合、昨季はJ2で9試合に出場した。今季はプロ1年目となるが、「特別指定で試合に出させてもらっていたので、今年はプロ1年目という感覚ではなく、勝負の年と思ってシーズンに臨んでいる」と意気込む。

「数字が残せないと生き残っていけない世界なので、そこはこだわっていきたい。スピードやドリブルは相手が嫌がっているなという感覚はある。最後の精度の部分をもっと高めていきたい」とさらなる奮起を誓った。

取材・文●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!

【PHOTO】横浜FCの出場16選手&監督の採点・寸評。再三見せ場を作った近藤は"及第点以上"。先制点献上に直結したボールロストのDFは厳しく評価
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事