「1年前は誰?」「一目見て感銘を受けた」無名の三笘薫をブレイクさせた古巣ブライトンを元指揮官のチェルシーレジェンドが絶賛「一番良かったのが…」

2023年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「成長させる時間が必要だった」

ボーンマス戦のアシストでクラブ記録を達成した三笘。(C)Getty Images

 4月4日に開催されたプレミアリーグ第7節(延期分)のボーンマス戦で、ブライトンの三笘薫は先制点をアシスト。2-0で勝利に貢献した。

 これで三笘はプレミアリーグ5試合連続のゴール関与(得点かアシスト)というクラブ新記録を達成。そんな日本代表MFをブレイクさせた古巣を称賛したのが、元ブライトンの指揮官で、現役時代はチェルシーなどで活躍したグスタボ・ポジェ氏だ。

「ミトマに関しては、今日どうこうでなかったのが一番良かったと思う。最初のプロセスがね。彼は(シーズン当初は)出たり、出なかったりだったが、ある日、彼は"問題なし"から少し良くなった」
 
 元ウルグアイ代表MFは、「ボクシングデー(12月26日)にサウサンプトンで彼を初めて生で見て、感銘を受けた。その後、彼は飛躍した」と話し、こう続けている。

「もし1年前に『この選手は誰か』と尋ねられたら、『誰? 彼はどこでプレーしているんだ?』と答えただろう。だが、彼らは選手の特徴を見て彼を獲得しに行ったんだ」

 現在はギリシャ代表を指揮する55歳は、獲得後に(労働許可証の問題もあって)ベルギーで武者修行させ、レンタルバック後も徐々にイングランドの水に慣れさせていったやり方も賞賛している。

「彼を成長させる時間が必要だった。ブライトンは、明日出場してパフォーマンスを発揮する選手を買う必要はない。(パフォーマンスを発揮するまで)6か月、8か月、または1年かかる場合もある。そして1年後、彼は働き始めた。それは今日勝つ必要はないという哲学の下で機能している。6か月で勝てるかもしれないし、それならオーケーだ」

 ブライトンの思惑通り、無名だった25歳はいまやプレミアを代表するウイングとなったのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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