「明らかに大きな失望」堂安律を擁するフライブルクに不覚…バイエルン新監督トゥヘルが落胆。ミュラーも「受け止めるのは大変」

2023年04月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

今週8日にブンデスリーガで再び対戦

バイエルンはトゥヘル体制2試合目にして初黒星を喫した。(C)Getty Images

 堂安律を擁するフライブルクが、絶対王者を相手に金星を挙げた。

 現地時間4月4日に開催されたDFBポカールの準々決勝で、フライブルクはリーグ10連覇中のバイエルン・ミュンヘンと対戦。19分にCKから先制を許すも、ニコラス・ヘフラーの強烈なミドルシュートで追いつくと、土壇場の90+5分にルーカス・へーラーがPKで決勝点を奪い、劇的な逆転勝利を収めた。

 右サイドハーフで先発した堂安は果敢な仕掛けを見せ、同点弾を生んだ場面も起点になるなど存在感を発揮。フル出場でベスト4進出に貢献した。

 一方、まさかの敗退となったバイエルンはトーマス・トゥヘル監督就任後、2試合目にして初黒星で、今シーズンのホーム無敗記録にも終止符が打たれた。バイエルン公式サイトによれば、トゥヘル監督は試合後に「明らかに大きな失望だ」と語った。

「この試合では、良い場面もあったが、ゴール前での切れ味に欠けていた。ファイナルサードでパスが届かなかった。今は何が起こったかを受け止めないと。腑に落ちるまでしばらくかかるだろうが、消化して教訓を得なければならない」
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 これでブンデスリーガ、チャンピオンズリーグと合わせての3冠の可能性が潰えた。大黒柱のトーマス・ミュラーは「受け止めるのは大変だ。カップ戦での望みが絶たれたわけだし、もっと高い目標を掲げていたのだから、痛い」と発言。ただそれと同時に、自分たちを上回った相手への称賛も忘れなかった。

「フライブルグは常に競争心があり、闘志を燃やし、チームとして懸命に働いている。彼らとの対戦は簡単ではないよ」

 両者は今週8日にもブンデスリーガで相まみえる。フライブルクが強敵連破を果たすのか、それともバイエルンがリベンジするか。注目の一戦となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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