現地時間４月４日に開催された延期分のプレミアリーグ第７節で、三笘薫を擁する６位のブライトンは、残留ラインぎりぎりの17位に沈むボーンマスと敵地で対戦。２－０で破り、公式戦７試合無敗（５勝２分）とした。

　立ち上がりから圧倒的に主導権を握るなか、スコアを動かしたのは28分。ペナルティエリア内で相手のクリアを回収した三笘薫が、左足で絶妙なクロスを送り込むと、18歳のファーガソンが上手くヒールで流し込んだ。

　絶好調の日本代表MFは、これでプレミアリーグ５試合連続でゴールまたはアシストをマーク。クラブ新記録を達成した。

　その後、追加点が遠かったものの、90＋１分に途中出場のフリオ・エンシソが待望の加入後初ゴールを奪い、勝負を決定づけた。

　クラブ公式サイトによれば、ロベルト・デ・ゼルビ監督は、「非常に難しい試合となったなか、素晴らしい勝利だった。選手たちはファンタスティックなパフォーマンスを見せてくれた」と手応え十分だ。
 

「プレーの質とメンタリティにとても満足している。非常に難しい試合になると事前に分かっていたからね。ただ、もっとゴールを奪えたはずなので、ミスが多かったと言えるかもしれないが、選手たちには本当に満足している」

　２試合消化の多い、チャンピオンズリーグ出場圏内の４位トッテナムとは勝点４差に迫った。今週８日にはそのライバルとの直接対決が控えるなか、イタリア人指揮官は夢の欧州カップ戦出場権獲得へ、熱い思いを覗かせる。

「我々は謙虚さを保たなければならないが、夢を見たいし、ヨーロッパ行きを達成したい。私たちは信じなければならない。今夜は選手たちが自分たちも信じているというシグナルを私にくれた」

　イタリア版ペップとも称される智将の下、三笘やソリー・マーチら意気軒昂なタレントが躍動し、快進撃を続けるブライトン。この勢いのままトップ４入りを果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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