バイエルン・ミュンヘンの新指揮官となったトーマス・トゥヘル監督は、サディオ・マネを信頼しているようだ。現地時間４月３日、英紙『Mirror』が伝えている。

　今季、リバプールからバイエルンに加入したマネは、開幕戦でいきなりゴールを奪うなど好調だったが、その後はパフォーマンスが低下。昨年11月には膝の負傷により長期離脱し、カタール・ワールドカップの欠場も余儀なくされた。

　今年２月には戦線復帰を果たしたものの、徐々に出場時間が減少。チャンピオンズリーグのラウンド16第２レグ、パリ・サンジェルマン戦（２－０）では８分間しか出場機会が与えられなかったことに不満をあらわにし、ユリアン・ナーゲルスマン監督との対立が報じられていた。

　そんななか、バイエルンはナーゲルスマン監督を解任。新たにトゥヘル監督が就任した。バイエルンの新指揮官はマネを、「私は彼がイングランドでプレーしていた時からよく知っている。サディオは間違いなくトッププレーヤーだ。リバプールでは毎年20、30ゴールを挙げ、絶対的なキープレーヤーだった。クオリティに疑う余地はない」と絶賛している。
 

「あの年齢であっても、クラブが変われば慣れるのに時間がかかるものだ。あとは、彼がリズムを取り戻せるように、信頼と忍耐が必要だ。ゴールは自信につながる」

　また、今冬にマンチェスター・シティから加入したジョアン・カンセロについても「彼のことが大好きだ」と信頼を寄せる。

「左足、右足、パス、どれをとっても最高のクオリティを持っている。バンジャマン・パバールとは違うタイプの選手だ。４バックの左でもプレーできる。彼の絶対的な強みは、クロスの精度とボールへの対応力、そして決定力だ。我々は彼を必要としている」

　初陣となったドルトムント戦は４－２で勝利を飾ったトゥヘル監督。指揮官交代で混乱するチームを立て直せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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