「否定的に感じてもいない」岩政監督がサポーターのバス止め抗議に見解「今の鹿島をなんとか勝たせたいという気持ち」

2023年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「バスの中にいながら、その期待をずっと受け止めていました」

サポーターへ「ありがたい」と語った岩政監督。(C)SOCCER DIGEST

 4月4日にオンライン取材に応じた鹿島アントラーズの岩政大樹監督が、サポーターへの思いを語った。

 今季はここまで2勝1分3敗で13位の鹿島は、ルヴァンカップのアルビレックス新潟戦(●0-1)を含めて、現在公式戦3連敗中。4月1日の1-2で逆転負けを喫したサンフレッチェ広島戦後には、一部のサポーターがチームバスを足止めし、岩政監督へ抗議の声を上げていた。

 現役時代も長年鹿島でプレーしていた指揮官は、「僕も鹿島サポーターのことを知っている」とし、「今の鹿島サポーターは、厳しい声を投げかけて僕に期待してくれているか、優しい声をかけて僕を支えてくれているか。そのふたつしか、いないと思っている」と自身の見解を示した。
 
 伝え方はそれぞれ違っているものの、「今の鹿島をなんとか勝たせたいという気持ち」とサポーターの意を汲んで、「僕はバスの中にいながら、その期待をずっと受け止めていました」と、試合後の状況を振り返った。

 また、次戦に向けて岩政監督は「(サポーターからの檄に)否定的に感じてもいないし、ブレてもいない。選手たちと歩んでいる。ここ2日間、すごく良いトレーニングができている」とし、「結果につなげて、それが爆発する時まで僕がブレることなく続けることだと思っている」と決意を新たにした。

 鹿島は5日にルヴァンカップでアビスパ福岡と対戦する。指揮官の決意をピッチ上で表現し、今季のホーム初白星を飾れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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