「私の心に永遠に残る」山形、クラモフスキー監督の解任を発表。後任の渡邉晋コーチは「大きな責任を感じています」

2023年04月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クラブ史上最高勝率を達成したことを誇りに思います」

山形がクラモフスキー監督の解任を発表した。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 J2モンテディオ山形は4月4日、ピーター・クラモフスキー監督との契約を2日付で解除したと発表。なお後任には、渡邉晋コーチが就任した。

 オーストラリア出身のクラモフスキー監督は2021年から山形の監督を務め、昨シーズンは6位でJ1参入プレーオフに進出。しかし、2回戦で4位のロアッソ熊本と引き分け、J1昇格とはならなかった。

 今季は開幕2連勝こそしたものの、その後は白星が遠く。直近の第7節・水戸ホーリーホック戦でも0-1と敗戦し、5連敗。18位に低迷していた。

 解任にあたり、クラモフスキー監督は次のようにコメントを発表している。
 
「永遠に残る記憶と共にモンテディオ山形を去ります。選手やスタッフに別れを告げたとき、私がこのフットボールクラブに与えた影響に気づかされました。

 私が就任したその日から、我々全員で築き上げてきたフットボールと、2021、2022シーズンの良い時も悪い時も、我々の戦い方を成長させてきたことを誇りに思っています。 昨シーズンの終盤、フィールドでは嬉し涙があふれ、スタジアムでは鳥肌が立った素晴らしい光景は、私の心に永遠に残るでしょう。

 残念ながら、今シーズン、私が皆様と過ごせる時間は短くなってしまいましたが、全選手たちが勝者となり、さらなる成功を追い続ける為に成長している過程にあると思っています。

 クラブ関係者の皆様、選手、スタッフ、そして我々たちを応援し続けてくれた全ての素晴らしいサポーターに心から感謝しています。最後に、監督として、クラブ史上最高勝率を達成したことを誇りに思います」

 また、新たな指揮官に就任した渡邉監督は、「一コーチとしてクラモフスキー監督を支え切れなかったこと、このような結果になってしまったことに大きな責任を感じています。クラブからの要請に対する今回のこの決断は簡単なものではありませんでした。しかし、水戸戦後の選手の表情、叫びを思い出した時、『彼らと一緒にここから這い上がってみせる』という想いに優るものはありませんでした。モンテディオ山形のために尽力いたします。残り35試合、これまで以上の熱いご声援をどうぞよろしくお願い致します」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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