勢い止まらぬ三笘薫、鮮烈ループ弾で二桁得点&新記録達成!ブライトンは欧州行きを争うライバルと執念の3-3ドロー

2023年04月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

守護神スティールがロングパスでアシスト

今季10点目を奪った三笘。(C)Getty Images

 4月1日に開催されたプレミアリーグの第29節で、三笘薫を擁する7位のブライトンが、勝点42で並ぶ8位のブレントフォードとホームで対戦した。

 定位置の左サイドで先発した三笘は開始4分、速攻から一気にペナルティエリア内へ侵入。いきなり決定機を迎えるも、懸命に戻ったピノックにシュートをブロックされてしまう。

 チャンスを逃したブライトンは、10分にキャプテンのヤンソンにヘッドで叩き込まれ、先制点を許す。

 それでも21分、三笘が守護神スティールのロングパス1本で抜け出すと、相手GKラジャの頭上を抜く鮮やかなループシュートを決めて、同点に追いつく。

 2戦連発となった日本代表MFは、今季の公式戦得点数が10点に到達。昨季の南野拓実(当時リバプール)に続き、イングランドで二桁得点を達成した。また、プレミアリーグでは7点目。香川真司(当時マンチェスター・ユナイテッド、2012-13)、岡崎慎司(当時レスター、2017-18)と並んでいた日本人シーズン最多得点記録を更新した。

 ただ、喜びも束の間、直後の23分にショートカウンターからトニーに被弾。あっという間に再び追いかける展開となるが、負けじと28分に反撃。マーチのクロスにウェルベックがヘッドで合わせ、2-2とする。

 前半から点の取り合いとなるなか、38分には三笘が左サイドを切り裂き、中央へ絶妙なクロスを送り込むが、惜しくも得点には繋がらない。
 
 同点で折り返すと、後半開始直後の49分、ムベウモのFKからピノックにファーで押し込まれ、ブレントフォードに三度リードを許す。

 ブライトンはその後、ベタ引きする相手に猛攻を続け、マーチ、マク・アリステル、グロス、ダンクと、次々にビッグチャンスを迎えたものの、いずれもモノにできない。

 75分には三笘が斜めのクロスにファーで反応するも、胸トラップが大きくなり、シュートまで持ち込めない。

 このままタイムアップかと思われたが、最終盤の90分に相手のハンドでPKを獲得。これをマク・アリステルがきっちり決め、同点に追いつく。一気に逆転へ、ブライトンは6分のアディショナルタイムも必死に攻めるも、勝ち越し点は奪えなかった。

 3―3で長い笛が吹かれ、欧州カップ戦の出場権を争うライバルと勝点1を分け合う結果に終わった。なお、三笘はフル出場している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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