【採点寸評|新潟】課題だった寄せの甘さを改善。ビッグチャンスも多く生み出した[J1第4節 新潟1-0川崎]

2023年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

奪いどころを見極めて虎視眈々とカウンターを狙う

【警告】新潟=三戸(53分) 川崎=橘田(38分)、J・シミッチ(70分)
【退場】新潟=なし 川崎=なし
【MAN OF THE MATCH】伊藤涼太郎(新潟)

 3月11日にJ1リーグ第4節が開催。デンカビッグスワンスタジアムではアルビレックス新潟対川崎フロンターレが行なわれ、1-0で新潟が勝利した。
【PHOTO】新潟の出場15選手&監督の採点・寸評。2戦連発の伊藤がMOM。藤原はサイドの1対1で圧勝
 先手を取ったのは新潟。22分、伊藤涼太郎が、ペナルティエリア手前で右足を振り抜き、グラウンダーのミドルシュートをゴールに突き刺す。

 川崎は1点ビハインドで迎えた後半、さらに攻勢を強める。だが、新潟の集中した守備をなかなか崩せない。結局、後半はスコアボードが動かず。新潟が伊藤の1点を最後まで守り抜いた。

 川崎は3日前に行なわれたルヴァンカップでJ2清水に2-3で敗れており、これで公式戦2連敗。リーグ戦では4戦目にして、今季初の無得点に終わった。昇格組の新潟は開幕4戦で2勝2分と無敗を続けている。
 
▼新潟のチーム採点「7」
 前半は圧倒的に川崎にボールを握られたが、守るべき時間は握らせておきながら、奪いどころを見極めて虎視眈々とカウンターを狙う。攻める時間は、磨きをかけてきた新潟らしいパスワークで、常勝チームを相手に堂々と渡り合った。

 先制点は22分にショートカウンターから。敵陣左の深い位置で、伊藤がボールを持った家長昭博にプレスに行くと、それに続いたのは渡邊泰基。家長からのパスを受けた山根 視来に一気に間合いを詰めてボールを奪い取り、家長のタックルをかわして出したパスから、伊藤の先制点が生まれた。

 その後もビッグチャンスは新潟のほうが多く生み出したが追加点は生まれず。精度を高めることで、J1でのさらなる飛躍も期待できそうだ。

 守備においても、前節まで課題となっていた寄せの甘さを改善。攻め込まれても球際のバトルで上回り、完封勝利を収めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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