今シーズン、プレミアリーグで最もゴールを奪っているのは、アーリング・ハーランドだ。だが、今最もホットなゴールゲッターは、マーカス・ラッシュフォードと見て間違いない。

　事実、マンチェスター・シティのエースは、大爆発していたシーズン前半と比べれば、最近はややトーンダウンしているのに対し、マンチェスター・ユナイテッドの10番は、カタール・ワールドカップによる中断明け以降、ゴールを量産。無双状態に突入しており、ほぼ１試合・１ゴールのペースを維持している。

　ユナイテッドの攻撃はラッシュフォード頼みの部分が多くなるなか、同クラブで27年指揮を執った百戦錬磨の名将、アレックス・ファーガソンは警鐘を鳴らす。
【動画】ラッシュフォードは誰にも止められない！衝撃の独走弾

　御年81歳のレジェンドは、英衛星放送『Sky Sports』で「彼はファンタスティックで、フィニッシュも常に良い。ストライカーにとって本当に大事なシュート力も備えている」と称えつつ、「彼はストライカーではない。左サイドでプレーし、素晴らしい活躍をしている」と指摘。CFタイプではないエースに依存せず、より多くの選手の貢献が必要だと訴えたのだ。

「我々にとって残念なことに、彼が主な得点源になっている。もう１人いてもいいのだが、現状は彼が全てをこなしている」

　2000年代にはウェイン・ルーニーとクリスティアーノ・ロナウドが黄金コンビとして、オールド・トラフォードで一時代を築いた。ラッシュフォードは、自身の能力をさらに引き出す名相棒に出会えるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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