Jリーグは２月25日、J１第２節の６試合を各地で開催。県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズ対川崎フロンターレが行なわれ、後者が２－１の逆転勝利を収めた。

　先制は鹿島。５分、ペナルティエリア手前左でボールを収めた鈴木優磨が、ゴール前に浮き球のパスを供給。これに古巣対決となった知念慶がヘディングで合わせてゴール右に流し込んだ。

　その後も相手に圧倒的にボールを握られる時間が続くなか、コンパクトな守備で対応。最後の局面で仕事をさせず、無失点で前半を終える。
 

　後半も粘り強く守り、逆に前がかりになった川崎のディフェンスラインの背後を狙ったロングパスから好機を創出。53分に裏へ抜け出した藤井智也の右足のシュートはゴール右に外れる。その２分後、右CKにヘディングで合わせた関川郁万のシュートもGKの正面に飛び、得点とはならない。

　最終ラインでボールをつなぐ川崎は、中盤の大島僚太や脇坂泰斗が果敢に顔を出し、縦パスを引き出そうとするも、鹿島の激しいチェックに苦戦。なかなかシュートまで持ち込めない。

　それでも終了間際の89分、途中出場の大卒ルーキーFW山田新がプロ初ゴールを挙げ、同点に追いつくと、さらに90＋10分にPKを獲得。これを家長昭博が冷静に沈め、川崎が逆転勝利。敵地で貴重な勝点３を獲得した。

　次戦は３月４日、鹿島はアウェーで横浜FCと、川崎はホームで湘南ベルマーレと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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