５年前の悪夢を想起させるミスだった。

　現地時間２月21日に行なわれたチャンピオンズリーグ（CL）のラウンド16第１レグで、リバプールは王者レアル・マドリーとホームで対戦。２－５の完敗を喫した。

　開始14分までに２点をリードしながら、大逆転負けを喫したこの試合で痛恨だったのが、２－１で迎えた36分のミスだ。

　バックパスを受けた守護神アリソン・ベッカーが、プレッシャーを掛けてきたヴィニシウス・ジュニオールにキックを当ててしまい、ボールはそのままゴールに吸い込まれてしまったのだ。
 

　手と足の違いはあるにせよ、2017－18シーズンのCL決勝、今回と同じマドリー戦で、リバプールのGKロリス・カリスウスが敵ＦＷカリム・ベンゼマにスローしたボールを当て、先制点を献上した時と同じ様なミスに、「カリウス」がツイッターのトレンド入りをする事態となった。

　各国メディアもこのミスを酷評。『The Score』が「無残なミスがヴィニシウスの簡単ゴールをプレゼントした」と伝えれば、『The Sporting News』は「アリソンの信じられないミスだ」と報じた。

　また、『20minutos』は「アリソンがカリウスに『変装』し、ヴィニシウスに同点ゴールを与える。重大なミスを犯した」とこき下ろしている。

　５年前との大きな違いは、ミスを犯したのが世界トップクラスのブラジル代表GKだったというところだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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