新生町田、黒田剛新監督のJ初陣はスコアレスドロー。再三の決定機を決めきれず仙台と勝点を分け合う

2023年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

7人の新戦力が開幕スタメン

Jリーグ初采配を振るった町田の黒田監督。写真:鈴木颯太朗

 FC町田ゼルビアは2月19日、町田GIONスタジアムにてJ2リーグ第1節でベガルタ仙台と対戦。1点が遠く、スコアレスドローで決着した

 青森山田高を全国屈指の強豪校へと育て上げた高校サッカー界の名将が、ついにJリーグで初采配。その黒田剛新監督が指揮する開幕戦の町田のスタメンには、7人の新加入選手が名を連ねた。

 町田は最終ラインで丁寧にパスをつなぎ、サイドチェンジや前線へのロングボールを使って相手ゴールに迫る。10分、右サイドからのクロスに合わせたオーストラリア代表FWミッチェル・デュークのヘディングシュートは、ゴールの上に大きく外れた。

 ボールを失っても素早い守備への切り替えで奪回。29分、スローインの流れからエリキがスピードを活かしたドリブルでDFの裏へ抜け出し、左足で狙うもシュートはクロスバーに直撃。その後も決定機を決めきれず、スコアレスで前半を折り返す。
 
 後半の立ち上がりにはピンチを迎える。48分、味方のスルーパスに反応したホ・ヨンジュンのシュートには、GKポープ・ウィリアムが好セーブで立ちはだかり、事なきを得る。

 前半とは打って変わって、守勢に回る展開が続くなか、CBの池田樹雷人とチャン・ミンギュを中心に粘り強く守る。70分には突破を図った平河悠が倒されペナルティエリア手前でFKを獲得。キッカーの下田北斗が放ったシュートは枠を捉えられない。

 81分、平河のボックス内からのショットも得点とはならず。最後までチャンスをモノにできないまま、痛み分けに終わった。町田は次節、26日に第2節でザスパクサツ群馬と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【布陣図】2023年シーズン J1全18クラブのポジション別最新序列

【PHOTO】黒田剛監督体制でJ1昇格を狙うFC町田ゼルビアが沖縄でトレーニングキャンプを実施!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事