元日本代表FWの城彰二氏が、自身のYouTubeチャンネルで発信の重要性について語った。

　城氏は日本サッカー協会（JFA）に「入れてくれるならば、入る」として、「入ってもYouTubeをやるよ」という。そして、「現実を知ってもらう。これが大事」とキッパリ。JFAが組織ゆえの大変さがある点を認めつつ、発信についてこう熱弁する。

「言えば、みんなが納得することも、いっぱいある。分からないまま、『こうだろ』と憶測でみんな話している。だから、すごく語弊が生まれたりするし、田嶋（幸三）会長を『あいつはダメだ』とか言う。でも、良いおじさんだし。会長は会長なりの考えがあるはず。だけど、もっと下ろしてくれたり、色々なことが見えてくれば『あ、そうなのか』というところもあると思う」
 

　さらに、「監督になると喋らなくなる。そういう人が、いっぱいいる」と指摘。自身が聞いた話として、責任感やクラブの代表者としての立場から言葉が出なくなるケースがあるという。それでも、「全てをさらけ出すつもりはないけど。もっと、思っていることとか、クラブの戦い方、考え方とか。別に人間性を出して良いと思う。普通にやればよい」と提案した。

　また、選手についても、自身がインタビューした際に「同じこと、本当に"お利口さん"な答えしか返ってこない」と嘆く。そのため、メディアからの興味が薄くなり、「Jリーグの、へこんできた原因の一つであると思う」と推測する。

「協会もJリーグも、いろいろあると思うけど、もっと公に出して」と呼びかけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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