「ミナミノが苦しんでいるのを見るのは残念」仏紙から酷評の南野拓実に、古巣リバプールのメディアが同情!「彼がいなければ2冠はなかった」

2023年02月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ミナミノはそれでもクオリティのある選手だ」

新天地のモナコでは本領を発揮できていない南野。(C)Getty Images

 マーケティング目当ての取引だったという評は、選手にとって屈辱だろう。モナコで苦しんでいる南野拓実は、見返すことができるだろうか。

 今季、リバプールからモナコに移籍した南野は、思うように出場機会を得ることができず、移籍金が高額だったこともあって酷評されてきた。フランス紙『L'EQUIPE』は先日、モナコの南野獲得はマーケティング目的だったと報じている。

 南野が不遇の時期にあることに、古巣リバプールの専門メディア『ROUSING THE KOP』は2月8日、「ミナミノがモナコへの適応に苦しんでいるのを見るのは本当に残念だ」と報じている。

「28歳の彼にそれだけの力があることは確かだ。モハメド・サラーやサディオ・マネではないかもしれない。だが、ミナミノはそれでもクオリティのある選手だ」

昨シーズンの南野は2つの国内カップ戦でチーム得点王となり、リバプールの2冠に貢献した。同メディアは「今季のリバプールに大きく影響したのはマネの退団だ。だが、タキやディボック・オリギのような縁の下の力持ちが退団したことで、チームのクオリティが落ちたことも事実だ」と指摘する。

「彼らは2人とも昨季の2冠において本当に重要な存在だった。ミナミノに至っては、FAカップでもリーグカップでもチーム得点王だったのだ。彼がいなければチームはどちらのトロフィーも獲得できなかったと言っていいだろう」
 
 だが、それだけに、モナコの南野に対する期待も大きかった。その期待に見合う結果を残せていないことは確かだ。ROUSING THE KOPも「だからこそ、ミナミノは移籍してリバプールに何を失ったかを示すことが期待されていた」と認めている。

「アンフィールドの脚光から離れ、ドレッシングルームのレジェンドたちの影から抜け出し、自分がいかに優れた選手であることを証明するだろう、と。残念ながら、起きたのはその逆のことだった。ここまでのタキは、おそらくリバプールで先発出場できるほどではなかったということを裏付けてしまっている。1550万ポンド(約25億6000万円)の移籍金を正当化できていないのは確かだ」

 それでも、L'EQUIPEは、先週末のクレルモン戦で明るい兆しがあったことも報じている。ROUSING THE KOPは「日曜はパフォーマンスが良くなったようだ」と、南野復活に期待を寄せた。

「チャンピオンズリーグ出場権を目指すモナコだけに、彼にはまだ今季のうちに自分なりに活躍することが可能だ。近いうちに、もう少しタキのトレードマークである満面の笑みを見ることができるようになることを祈ろう」

 28歳の南野はキャリアの大事な時期にある。ここからシーズン閉幕までに流れを変えられることを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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