セレッソ大阪に12年半ぶりの復帰を果たした元日本代表MF香川真司が２月５日、東京都内で行なわれた加入記者会見に森島寛晃社長とともに出席。今季の希望するポジションを訊かれ、率直な思いを述べた。

「（C大阪は）小菊（昭雄）さんが監督になってから着々とステップアップしているチーム。そのなかで目標設定も段々と上がってきているので、その考え方には非常に共感しています。リーグ３位以内、タイトル獲得というチームが掲げている目標を達成したい」

　こう力強く意気込んだ香川。今シーズン、プレーしたいポジションについては、「あまり意識していない」とし、次のように意思を示した。
 

「監督が求めるポジションを僕自身は準備をしていきたい。監督は自分の特長を分かってくれているので、そこはコミュニケーションを取りながら、本当に上積みできると確信している。自分がチームにどうフィットできるのか、その状況に繋げるかを練習で突き詰めていかないといけないのかなと思っています」

　この回答に森島社長は、「いきなりポジションでディフェンスと言われたらどうしようかと思いました（笑）」と反応。会場の笑いを誘った。

　香川はリーグへ適応することの重要性も強調。「僕自身、夏場に行なわれるシーズンは12年半ぶり。そこに不安な気持ちは正直あります」としながらも、新たな環境での挑戦に向け、「１年を見通して、しっかり準備していきたい」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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