デビュー２戦目にして欧州移籍後初ゴールを奪った相馬勇紀に、指揮官が早くも信頼を寄せている。ポルトガルメディア『MAISFUTEBOL』が伝えた。

　現地時間１月29日に開催されたポルトガルリーグ第18節で、相馬勇紀と邦本宜裕が所属するカーザ・ピアは、ホームで田川亨介と三竿健斗を擁するサンタ・クララと対戦。２－１で劇的な勝利を飾った。

　前節ポルトガルデビューを果たした相馬は、邦本に代わって62分に途中出場。するとスコアレスの75分、エリア手前左で得たFKのチャンスに右足を一閃。ボールは美しい軌道を描いてゴール左に突き刺さり、欧州移籍後初ゴールを奪ってみせた。

　さらに相馬の勢いは止まらない。同点に追いつかれて迎えた後半アディショナルタイム。右CKのキッカーを務めると、クレイトンの頭に合わせて、劇的な決勝ゴールを演出した。
 

　試合後、カーザ・ピアのフィリペ・マルティンス監督は、１ゴール・１アシストの活躍で勝利の立役者となった相馬を「面白いことに、みんなが思っているのとは対照的に素晴らしい適応をしている」と称賛した。

「彼は明らかに自分のキャリアに賭けている。日本では定評のある選手で、お金のためではなく、新しいチャレンジを求めてやってきた。ポルトガル語の基本的な会話もできる。適応に問題はない。彼はリーグ後半戦で大きな驚きを与えてくれるだろう」

　カーザ・ピアは次節、２月４日にアウェーでリーグ首位の強豪ベンフィカと対戦。相馬の２戦連発に期待が高まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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