元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、１月27日に自身のYouTubeチャンネルを更新。三浦知良について語った。

　カズは、2022年にプレーしたJFLの鈴鹿ポイントゲッターズとの期限付き移籍期間を満了。所属先の横浜FCを傘下に持つONODERA GROUPが経営権を保持する、ポルトガル２部オリベイレンセへの移籍が有力と報道されている。

　移籍が実現すれば海外５か国目となる55歳の"キング"について、闘莉王氏は「やることが違う」と脱帽。ただ、「日本から出てほしくない」として、こう望む。

「いろいろな地方に行って、『カズさんが来てくれた』と。俺はそっちのほうが嬉しい。今回の移籍はちょっと悲しい」
 

　さらに、カズを見ると「自分の運が上がっていくのでは」として、「僕もカズさんと初めて会った時に『これから俺も活躍できる！俺もサッカー運が上がる』と思った」と振り返った。

　そのうえで、「カズさんの挑戦への魂、心に伝わってくるものがある」「すごい熱がある。元気ですね」と称えた。

　また、ブラジルのサントスで活躍したカズの影響力にも言及。「ブラジル人はアジア人の区別がつかない。中国人、韓国人、日本人、みんな一緒に見られる」という背景もあり、アジア系の有望な若手選手が出てくると「『新たなカズが出てきた！』という感じに言われる」と紹介した。

　横浜FCの宮崎キャンプに参加し、鹿屋体育大とのトレーニングマッチではゴールを決めたカズ。移籍して活躍なるか、今後の動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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