ビエルサなどありえない!リバプールOBが宿敵の新監督人事に見解「暴君に従うなんて神話」「もしスタイルを実行すれば…」

2023年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

降格圏の19位に低迷し、ランパードを解任

昨季途中にリーズの監督を解任されて以降、フリーの状態が続いているビエルサ氏。イングランド復帰はあるのか。(C)Getty Images

 プレミアリーグとなってからは、一度も降格経験がない名門が窮地に立たされている。

 開幕6戦未勝利と苦しいスタートを切ったエバートンは、その後も思うように勝ち星を積み上げられず。勝点15で19位と降格圏に低迷し、今月23日にはフランク・ランパード監督を解任した。

 立て直しを託す新監督は一体誰になるのか。注目の後任候補には、リーズを2部から昇格させた最大の功労者で、1部復帰2年目の昨季途中に成績不振で解任されて以降は、フリーの状態が続いているマルセロ・ビエルサ氏などが挙がっている。

 ただ、エバートンと同じマージーサイドに本拠地を置く宿敵、リバプールのOBダニー・マーフィー氏は、アルゼンチン人指揮官の就任に断固反対なようだ。英ラジオ局『talkSPORT』の番組内で「エバートンはビエルサを考慮すべきか」と問われると、こう答えている。

「いや、絶対にあり得ない。彼のリーズでの全ての行為、彼らが歩んできた道のりをリスペクトしてはいるが、在任期間の終わりに見たものは、混乱とありふれたチームだった。もし彼がエバートンに行き、降格争いの渦中でそのサッカースタイルを実行しようとしたら、2部に落ちるだろう。マンツーマンで、そこかしこでプレッシングをかけられるような人材はいない」
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 ビエルサ式のハードトレーニングにも否定的で、「一晩で監督が暴君になり、選手たちがそれに従うなんて、ちょっと神話的な話だ。すぐに選手たちは別の方向に行ってしまう。特に一時的な監督で、1日に2回も3回も練習させるような場合は」と語った元イングランド代表MFは、さらにこう訴えた。

「リーズではビエルサのシステムを導入するのに時間がかかった。エバートンでは時間がない。彼らが必要としているのは、短期で結果を残して、1部に残ることなんだ」

 一時は日本代表の森保一監督の後釜としても名が挙がっていた、"鬼才"のイングランド復帰はあるのか。間もなく決着がつくだろう、後任人事に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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