「肉体的なバトルが多い」「ゆっくりしたい時間帯でも…」吉田麻也と板倉滉が語る日独の違い。海外志望の選手に伝えたいのは?

2023年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「Jリーグはなめちゃダメだ」

吉田(左)と板倉(右)がドイツサッカーについて語った。(C)Getty Images

 日本代表DFの吉田麻也と板倉滉が、1月22日に放送された日本テレビ系列のスポーツ情報番組「going」に出演。現在はブンデスリーガで活躍する2人がドイツサッカーの特徴を語った。

 同番組で共演した槙野智章氏に、VTR出演した日本代表の森保一監督が、吉田と板倉に訊いてほしい質問として、「日本のサッカーとドイツのサッカー、何が大きく違うのか」と伝えた。

 これに対して、吉田は「ドイツは、より個のところの局面、肉体的なバトルが多い」と回答。槙野氏に「日本はどう思う?」と訊かれると、「ボールが割りと横に、横に動いて。オーガナイズ、戦術、ボールを保持することに着目している」と分析した。

 また、板倉は「縦に行って帰ってくる動きが多いので、最初オランダからドイツへ行った時に『キツい』と思った」と振り返る。「日本ならボールを回されていて、やっと奪いました。みんな疲れています。ちょっとゆっくりしたい時間帯でも、どーんって(前に)行く。それで、後ろは(ラインを)上げないといけない」と答えた。
 
 さらに槙野氏が質問。海外挑戦を希望する選手がいたとして、「チャンスがあるならば、どの国、チームでも、まずは日本から出て海外でプレーしたほうが良いと思う?」と投げかけると、板倉は「難しい」と言い、吉田は「いやいや、人によると思う」とキッパリ。

 日本代表キャプテンは「まず子どもたちにはっきり伝えておかなきゃいけないのは、『Jリーグはなめちゃダメだ』と。そんな簡単に海外へと行って、いきなり成功できるほど甘くない」と警鐘を鳴らす。

 自身の肌感覚として「Jリーグで3年とか、1シーズン通じて戦える気力も体力も備わって。そうなると、試合のなかで『今日、コンディション悪いな』『どっか痛いな』『疲れているな』という時でも、6割7割でプレーしても勝てちゃう。そういう状況になったら、それはもうヨーロッパに行くタイミング」と主張した。

 この意見に対して、槙野氏は「なるほどね、深いね」、板倉は「凄いですね」と感心していた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】三笘の1ミリ、ブラボー、ボノ連続PKストップ…カタール・ワールドカップの名場面を厳選ショットで紹介!

【布陣図】2023年シーズン J1全18クラブのポジション別最新序列

【W杯PHOTO】まさにスタジアムの華! 現地入りしたワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら"WAGs"を一挙紹介!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事