１月21日に開催されたスコティッシュカップ４回戦で、日本人選手６人が所属するセルティックは２部のグリノック・モートンとホームで対戦。怒涛のゴールラッシュで５－０の圧勝を飾っている。

　今冬に横浜F・マリノスから加入した岩田智輝が新天地デビューを飾ったこの試合で、エースの古橋亨梧は前半だけの出場で２ゴール・１アシストと躍動。マン・オブ・ザ・マッチに輝く活躍を見せた。

　話題を呼んでいるのが１点目のゴールセレブレーションだ。アシストしたリエム・アバダとともに両手の人差し指で左右の耳の穴を塞ぐポーズをしたのだ。

　これは、ウニオン・ベルリンへの移籍が決定的となったクロアチア代表DFヨシプ・ユラノビッチのゴールパフォーマンスとして知られている。クラブを去る同僚に惜別のメッセージを送ったのだ。
 

　このパフォーマンスには、セルティックのファンから、「お別れなの？」「泣いてしまいそうだ」「ユラへのリスペクトを示した」「こういうチームの一体感が好きなんだ」といった声があがった。

　ユラノビッチといえば、カタール・ワールドカップの日本代表対クロアチア戦の後、敗戦に涙する同僚の前田大然を抱きしめ、頭にキスをしたシーンが日本でも話題となった。

　古橋とアバダの振る舞いは、ユラノビッチのそんな人間性もあってのことなのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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