過去６度のプレミアリーグ制覇を誇る名門が、絶不調だ。

　グレアム・ポッター監督が率いるチェルシーが、ここ２か月半で挙げた勝利はわずか２つのみで、リーグでの順位は10位に低迷。すがるような思いで、今冬にアトレティコ・マドリーからレンタルでジョアン・フェリックスを獲得したが、そのポルトガル代表FWは新天地デビュー戦でまさかの一発退場。まさに悪循環に陥っている。

　先日にはOBの元フランス代表DFフランク・ルブーフ氏が「ミスター・ポッター、もう十分だ。何かを変える必要がある」と指揮官交代を要求したうえ、「これほど低迷したチェルシーを見たことがない。選手たちに意欲がなく、ガッツもない」と辛辣な意見を寄せていたなか、今度は選手の家族がモノ申した。
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　38歳のブラジル代表DFチアゴ・シウバの妻、イザベル・シウバさんは、J・フェリックスの退場も響き、１－２で敗れたフルアム戦の翌13日にツイッターを更新。涙を流す顔文字を添え、なんとこう訴えたのだ。

「チアゴ・シウバが攻撃と中盤にもいれば……。ディフェンスにはすでにいるから」

　イザベルさんは今年初めにも「COME ON CHELSEAを歌わないなら、スタンフォード・ブリッジ（ホームスタジアム）に来るな」と、感情を込めたメッセージを発信していた。夫のクラブの窮状に嘆きが止まらない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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